これからどうする戦争法
- 憲法に違反する戦争法案が成立してしまいました。これをなくすためにはどうしたらいいですか?
- まずは、「戦争法を廃止する。」という目標で一致できる野党が、当面の選挙で協力し合い、多数派を形成して「戦争法の廃止」を目的とする連合政府を作るという方法があります。
- 今、自民公明の与党は、多数を握っていますが、そんなことができるんですか?
- 現在の小選挙区制では、自民党の議席は多数とは言っても、全有権者の内のたった17%程度の得票率しかありません。昨年の衆議院選挙で沖縄の4つの選挙区で辺野古基地に反対する「オール沖縄」の候補者が当選したように、「戦争法を廃止するオールジャパン」の候補者を多数当選させることが可能なのです。
- 選挙はいつですか?
- 来年の夏に参議院議員の選挙があります。
まずは、安保法案に賛成した議員は当選させないという意思を投票行動で示すために、多くの人がまず選挙に行くことが必要です。
そして、衆議院の選挙も控えています。この二つの選挙で実現させた連合政府で戦争法を廃止する法案を上程して、国会でこれを可決すればいいのです。また、内閣としては、「集団的自衛権は憲法9条違反ではない」との閣議決定を撤回する閣議決定をすることになります。
いずれも、その理由は、『憲法に違反する法律、国務に関するその他の行為は無効』という憲法98条に根拠を持つ正当な法案、閣議決定となります。
- 今の野党はいろいろ政策について対立があるように見えますが、そんなことができるのですか?
- 憲法に明白に違反する法律案を、議事録にも「聴取不能」と書かれているような強行採決という方法で成立させたのです。この法案を廃止することは、野党が今何をおいても解決しなければならない最重要課題です。そのために一致できる限度で重要政策をすりあわせ、争いのある政策はとりあえず棚上げして、この一点でまず共闘することが大切であり、可能なはずです。戦争法案廃案を要求して声をあげた多くの国民も願っていることです。
このQ&Aは、過去の相談をもとに掲載しています。題名横の日付の時点での回答ですので、その後の法改正などにより、現在は内容が変わっている場合もありますので、ご了承下さい。