無料法律相談のお知らせ

法律Q&A FAQ

子どもの面会交流について

私は離婚し、母親である私が親権者となりました。 未成年の子どもと父親との面会の方法について、話し合いがつかないときはどうしたらいいですか?
 家庭裁判所で調停を申し立てて、話し合うことができます。基本的には、子どもの福祉のために 一番良い方法を考えます。調査官という専門家が、両親双方の生活状況や、子どもの意向調査などをして、報告書を作成し、判断の材料にします。「試行面会」といって、裁判所で実際に会ってみて、その様子を双方が見る手続きも行われます。
 離れて暮らす親で『自分の当然の権利だ』と主張し、親権者に義務を押しつけるような言動をとる人もいますが、あくまでも『子どもにとって良い方法を考え、双方で協力する』と考えるべきです。
 子どもにとっては、離れてしまった親からもちゃんと愛されている、捨てられたのではないと、感じて、交流を持って成長することが重要だと考えられています。
 このような手続きを経ても、合意に至らない場合は、裁判所が『審判』で決定します。 個別具体的には、色々な事情が異なりますので、丁寧な対応が必要です。一概に結論を出すわけにもいきません。できれば弁護士にご相談いただいた方が良いと思います。

このQ&Aは、過去の相談をもとに掲載しています。題名横の日付の時点での回答ですので、その後の法改正などにより、現在は内容が変わっている場合もありますので、ご了承下さい。